SEOニュースカンタンまとめ(2024年8月~11月)
2024年12月10日 Posted 遠藤(フロントエンドエンジニア)
2024年8月~11月の期間におけるSEO関連の気になるニュースについてカンタンにまとめました。
Googleのモバイル検索でショート動画フィルターが実装
- Googleのモバイル検索で、ショート動画フィルターが実装された(2024年8月)
- Googleのモバイル検索で、"ショート動画"をタップするとショート動画コンテンツだけにフィルタリングされる
- YouTube、TikTok、Instagramなどのショート動画が多いが、独自で用意したと思われる動画も掲載されている
ショート動画向きのコンテンツを扱うサイトであれば、今後よりショート動画に力を入れるのもいいかもしれないね! |
動画SEOには各動画専用の視聴ページが必要
- Googleが動画のSEOベストプラクティスのドキュメントを更新(2024年8月)
- Google が動画を検出・インデックスできるようにする要件として"視聴ページ"が重要であることを強調
- 視聴ページは、一つの動画だけが表示されるその動画専用のページ
- 各動画専用の視聴ページを用意することで、動画が検索結果に表示される可能性が高まるとしている
- サードパーティ(YouTubeなど)の動画を埋め込む形式でも問題なし(動画がインデックス登録される要件を満たしていれば結果に表示される)
- その他、動画が他の要素に隠れていないこと、さらに有効なサムネイルが固定のURLで提供されていることなどが求められている
参考:「動画のSEO ベストプラクティス」(Google検索セントラル)
Google検索でAVIF画像形式のサポート開始
- Google検索がAVIF(AV1 Image File Format)画像形式をサポート開始し、AVIF画像がインデックスされるようになった(2024年8月)
- AVIFは高画質でありながら軽量な画像形式として注目を集めている
- AVIFは、Alliance for Open Media(AOM)という米国IT大手各社などによる非営利団体によって開発された
- AVIFはJPEG等はもちろん、軽量とされるWebPと比較しても軽量(導入することでパフォーマンス向上が見込める・SEOにも有利)
- ファイルの拡張子は".avif"
- AVIFはGIFのようなアニメーションや透過処理も可能
- 主要ブラウザーの最新版は基本的に対応している
- 現状はPhotoshopはデフォルトでは対応しておらず、プラグインを導入するか別のコンバーターやツールを使って変換する必要がある
参考1:「Google検索でのAVIFのサポート」(Google検索セントラル)
参考2:SVG、WebP、AVIFの書き出しや変換はどうやって行う?
AVIFは高画質でありながらWebPよりも軽量で、多くのブラウザーもサポートしていることからWebPを超える存在として、今後さらに注目が集まりそうだね。 |
Google検索結果のタイトル表示にはOGPタイトルも影響
- Googleは検索セントラルのドキュメントを更新し、Google検索結果のタイトル表示生成に使用される要素のリストに og:title タグが追記された(2024年9月)
- Googleは検索結果のタイトル表示には次の要素を利用するとしている
- title 要素内のテキスト
- ページに表示されるメインの視覚的タイトル(大見出し)
- h1 要素などの見出し要素
- og:title タグ(今回追加)
- スタイル処理によって大きく目立つように作られたその他のコンテンツ
- ページ内のその他のテキスト
- ページ上のアンカー テキスト
- ページへのアンカー テキスト
- WebSite 構造化データ
参考:「Google検索結果のタイトルリンク(見出し)の変更」(Google検索セントラル)
SNS用にOGPだけ違う文言にしている場合などに注意が必要だね! |
Googleはキャッシュ機能を完全廃止(代替はWayback Machine)
- Googleはキャッシュ機能を完全廃止しキャッシュを見ることはできなくなった(2024年9月)
- キャッシュ機能はGoogleが保存した過去のページなどを確認することができた
- 検索演算子「cache:」も完全廃止
- Googleは、公式のキャッシュ機能の代わりにWayback Machineと連携して過去のアーカイブを閲覧できるようにした
- キャッシュ機能の廃止に伴い、Googleはnoarchiveタグのサポートも終了
- noarchiveは検索結果でキャッシュを表示しないように指定するもの
- Googleにおいてnoarchiveタグのサポートは終了したが、記述があっても無視されるだけで特段削除する必要がなく検索結果にも影響しないとしている
- noarchiveのサポート終了はGoogleのみでBingなど他の検索エンジンはサポートしているものもある
(おまけ)Google検索結果から過去のアーカイブを閲覧する方法
- 検索結果の三点リーダー(縦)部分をクリック。
- クリックすると"この結果について"画面が表示されるのでその中の"このページの詳細"をクリック。
- 詳細ページの中に"以前のバージョンを見るInternet Archive's Wayback Machine"(Wayback Machineへのリンク)をクリック。
- Wayback Machine に保存されている最新のアーカイブ(キャッシュ)が表示される。
Google検索結果に表示されるファビコンの推奨サイズは48 x 48 ピクセル以上
- Googleは検索結果に表示されるファビコンを定義するドキュメントを更新(2024年10月)
- 検索結果のファビコンサイズに関する部分を更新
- 最小サイズは 8×8 ピクセル
- 推奨サイズは 48×48 ピクセル以上
参考:「検索結果に表示されるファビコンを定義する」(Google検索セントラル)
検索結果のファビコンはWebサイトを認識しやすくなるし、ブランディングのためにも重要だね! |
Google検索結果におけるサイトリンク検索ボックスが2024年11月21日に廃止
- Googleがサイトリンク検索ボックス機能の廃止を発表(2024年10月)
- 2024年11月21日に廃止になる
- サイトリンク検索ボックスはGoogle検索結果から直接該当サイト内の検索ができる機能
- 廃止理由は使用率が低下していることや検索結果を簡素にするためとしている
サイトリンク検索ボックスが突然消えても不具合とかじゃなく、サポート終了のためだと認識しておこう。 |